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米寿を迎えた母が歩けるうちに、かつて住んでた街をめぐる。一昨年の盛岡~小岩井~八幡平に続いて、今回は門司港~湯布院~別府。

弊社ブログ2023.10.10.に紹介された人道も子どもの頃よく遊んでいた(ので懐かしかった。というよりビックリした)。ゆっくりながら本州まで歩けた。

私自身、何十年ぶりだろう。今の門司港はレトロを前面に出している。さびれていた街並みに人が集まり、街が活気づく。観光ではそこそこ成功しているように思える。全体で見れば地方の変化はご多分にもれず、門司港駅前から頻繁に発車していた路線バスも今や1日数本。通っていた小学校も廃校。

跡地は市立市民センターになっていた。グラウンドだけがかつての面影?うさぎこそ追っていないものの裏山は昔のまま。よく探検に行ったものだ。

心の故郷は持っていたい。【W.I】


春と言えば、別れと出会い、そして花粉症の季節。

長男はこの春卒園し、いよいよ4月から小学生になります。

年少のときに比べると、背丈も大きくなり、できることも多くなり、生意気にもなり、成長を嬉しく思うばかりです。

最近見たアニメで「こどもの成長ははやい」といって、親が目頭を押さえるシーンがあるのですが、まさにその通り。

あっという間に大きくなっていきます。こどもと一緒に親も成長していかないといけませんね。

 

さて、この時期は毎年恒例の花粉症の季節です。私の花粉症歴は長く、おそらく小学校低学年からの付き合いです。

息子たちも、すでに花粉症っぽい症状が出始めてしまっています。花粉症の患者数は2000年頃から比べると2倍程度に

増えているようです。政府は令和15年までに、花粉の発生源となるスギ人工林を約2割削減させることを目標として、

スギ人工林の伐採・植替え等の加速化を推進しています。花粉症対策のためにも、国産材(特にスギ)を建築業界でも

積極的に使っていきたいですね。

【H.W】

新しい物事を一から学び直して理解することは、そのはじまりの多くが外部要因による受動的な結果であるためにひどく苦しい作業だが、物事を楽しむためには不可欠な訓練であると思う。そして、物事を理解していくという行為自体は能動的で自由な思考活動であり、実際に何かを学び問いて理解するという経験を繰り返すことによって、自分なりの理解の仕方や物事の楽しみ方を獲得し、それが次第に強化されていく。この効用は、学術的・技術的・芸術的な分野に限らず、日常的な衣服・食事・住居を楽しむことにも当てはまり、物事を楽しむための訓練は、誰しもが趣味・娯楽・オタ活の中で実践していることだと思う。


哲学者のスピノザは、物事を理解していく行為の効用を次のように述べている。「精神がものを理解することが多くなるにつれて、同時に精神は、理解の道をいっそう容易にたどるための他の新しい道具を獲得していく」。「精神は多くを識れば識るだけ、ますますよく自らの力と自然の秩序を理解する」。さらに、スピノザは「精神は自己自身ならびに自己の活動能力を観想する時に喜びを感ずる」とした上で、次のような指摘をしている。「我々自身を観想することから生ずる喜びは自己愛または自己満足と称される。そして、この喜びは人間が自己の徳あるいは自分の活動能力を観想するたびに繰り返されるから、各人は好んで自分の業績を語ったり、自分の身体や精神の力を誇示したりすることになるため、人間は相互に不快を感じ合うことになる」。反省とともに自戒したい。

【N.Y】

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