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音楽は、車でサブスクリプションサービスで聴くか、家でレコードをかけることが多いこの頃、いつの間にかCDは全く聴かなくなってしまいました。

 今日は、先頃亡くなった名ドラマー村上“ポンタ”秀一さんの名演を収録した山下達郎さんの2ndソロアルバム『SPACY』(1977年)をレコード棚から引っ張り出して聴いてます。今から44年前のブレイク前のややマニアックとも言えるアルバムですが、今聴いても古臭さを全く感じさせない普遍的なポップ感覚、ソウル・R&B・ファンクなどをルーツとした洗練されたアレンジ、そして演奏や録音のクオリティの高さにも改めて驚かされます。

 一枚のレコードを大切にして、音楽をアルバム単位で聴いていたアナログレコードの時代からみれば、AIがリスナーの好みを分析し、いろんな曲をランダムに提案してくれる今のリスニング環境は隔世の感がありますが、手軽にいつでもどこでも音楽を楽しむにはデータ音源が圧倒的に便利なのかもしれません。でも、時にはゆったりとコーヒーでも飲みながら、一枚のレコードをターンテーブルで回して、アナログ盤のまろやかな音質を味わうひとときも悪くないと再認識した日曜日の午後でした。【Y.S】


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