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この間(といっても5月末)、スケルトンで改修した家を引渡した。

築53年の住宅を新築並みに再生させるというのが施主の第一の希望だった。

土壁、瓦屋根の家をまず手壊しで解体する。

普通の重機を入れた解体とは違い、瓦を手でおろし、小舞土壁を躯体から取り除く。

想像しただけでも手間がかかりそう。。

解体費をどの位みたらいいのか?予算取りが難しかった。

接道条件にも寄るので、一概には言えないが

今回は普通の解体と比べて、5割増しといったところだった。

スケルトンの改修で苦労したことは、他にもいろいろあるが、

基礎の補強をどこまでやるかの見極めが難しい、予算とのにらみ合いになる。

また古い建物ゆえにか、傾きがあり、建坪13坪位の小さい家なのに、

基礎天端のレベル差が8㎝ほどもあった。

この差をどうするか、、、現場で大工、左官屋と意見を出し合った。


新築並みのスペックにすることを目指したが、昔の記憶を残すということもテーマだった。

その方法は現場に入るまではっきりとしていなかったが、

工事中に撤去が決まった松の梁を上り框に使うのはどうか?と工務店から提案があり、喜んで受けた。

また外部建具として使われていた装飾ガラスを内部の建具ガラスとして再利用した。

かなり汚れていたので、再利用しなくていいか、、、と正直思った。

でも現場の人達も協力してキレイにしようとしたので、やめようと言い出せなかった。(笑)

結果、再生できて、施主も喜び、昔あの場所に使われていたものだね、、と記憶を繋げることができた。


スケルトン改修は新築以上のコストがかかったが、

それだけでない何か付加価値があると今は信じている。【C.T】

U邸


         古材上り框                 再生ガラス

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