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コロナ禍でマラソン大会が軒並み延期や中止となった昨シーズンから1年余りが経ちました。現在、感染拡大が落ち着いている地域や、少人数の大会では再開しているものもあるようですが、主要都市で開催される数万人規模の大会では、長期化も見越してかオンラインやバーチャル開催など工夫を凝らした大会が増えています。

昨年秋にバーチャル開催となった大阪マラソンは、「妄走」というスマホアプリを使い、決められた期間内にトータル42.195kmを走るというもの。走る場所や時間は各自自由で、何日かに分けて走ることも可能です。面白いのは、ワイヤレスイヤホンを使えば、自分の名前をニックネームで呼ばれて本物さながらのマラソン中継をしてくれるところ。走破距離に応じた大阪マラソンコース上の名所や見どころの紹介、ペースダウンしたときの緊迫感に満ちた実況、目標タイムの近い他の走者(対戦相手を選べる)との肉薄したレース展開、沿道からの関西弁での熱い声援も込みで、時々刻々と溢れるように耳から入ってきます。また、テレビ中継のように時々CMが入り、ごく自然にスポンサー企業の宣伝も挟まれていたりして、商業的にも上手いなと思いました。

東京に居ながらにして大阪マラソンの空気感を十分に楽しめましたが、一つ足りないのはエイドや帰りの車中でのご当地の美味いもの。全国各地、またいつか、現地で走れる日を心待ちにしています。【T.O】

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