自転車ロードレースの2022年シーズンも10月初旬で概ね終了しました。
今年はここ5年来の傾向に違えず20歳前後の若手選手の活躍がめざましく、ツール・ド・フランスのマイヨ・ジョーヌ(黄色いジャージ、総合タイムでの優勝者)はデンマーク人の22歳、また続くブエルタ・ア・エスパーニャのマイヨ・ロホ(赤いジャージ、同じく総合優勝者)はベルギー人の22歳でした。3大グランツール※で贈られる賞のひとつマイヨ・ブラン(25歳以下の選手に贈られる白いジャージ)が殆どのレースで3位入賞やポイント賞などの受賞者とと重複し、あまり賞の意味をなさなくなってきている状況が続いています。
あと女子のレースが男子とほぼ同様の規模・スケジュールで開催され、信じられないことにオランダのファン・フルーテン選手がグランツールすべて、世界選手権、さらにいくつかのモニュメント(長い歴史のあるワンデイレース)で総合優勝しました。
感覚的にいえば「グランツールに出られること」「ステージで1勝すること」すらすべてのプロ選手がキャリアのうちに必ず達成できることではなく、まして総合優勝すれば一生評価されるようなすごいことなので、どれだけの偉業かがわかります。来年以降どんなレースが見られるのか、女子も楽しみです。
来月11/6のさいたまクリテリウムにはツール総合優勝のJ・ヴィンゲゴーをはじめ錚々たるメンバーが来日しますので、ニュースなど見かけたら注目してみてください。【M.O】
※「ツール・ド・フランス」「ジロ・デ・イタリア」「ブエルタ・ア・エスパーニャ」いずれもおよそ3週間20数ステージ、合計3,000km以上を走る国際レース
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