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​くりでんミュージアム

 くりはら田園鉄道は、1917年の発足から約80年間、

地域の産業や生活を支えるローカル線でしたが、鉱山の閉山、地域の過疎化などの理由で2007年に廃線となりました。「くりでんミュージアム」は、くりはら田園鉄道の本社と車両基地のあった旧若柳駅構内に残された機関車庫、車両修繕庫、客車庫、鍛冶場、係員詰所など歴史的価値の高い建物群を保存・再生するとともに、資料館を新設し敷地全体を鉄道公園として整備しています。

 当時からの機関車庫などの建物は、岩手・宮城内陸地震(2008年)、東日本大震災(2011年)の2度の大きな地震の揺れに見舞われ、倒壊は免れたものの構造に大きなダメージを受けていましたが、耐震診断・耐震補強を経て当時の姿が復元され、地域の歴史を伝承する観光拠点として活用されています。

 

  • 所在地      宮城県栗原市

  • 規模         平屋

  • 面積  (新築) 資料館 473.01㎡/貨車上屋 46.2㎡

  • (復元・修繕)機関車庫・他 683.95㎡

  • 構造種別   鉄骨造・木造

  • 用途         資料館

  • 竣工年      2017年

  • 建築・設計  氏家建築設計事務所

  • 構造設計   日本システム設計

  • 総合監修     青山学院大学 高嶋修一

  • 文化財監修  山形大学 永井康雄

  • 施工           小野寺建設

  • ​備考1          日本建築学会東北支部 

  •       第38回東北建築賞特別賞(2018年) 

  • 備考2    日本建築家協会 東北住宅大賞 

  •       奨励賞(2019年)    

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