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  • nittem
  • 2022年10月17日
  • 読了時間: 2分

テレビなどで、メンバーが比較的固定した集団が大勢で歌っているのが聞こえること

があるが、

曲の構成が小学校の卒業式によく似ているものが多い。

どちらに起源があるのかに確信はないが、自分の卒業式と当時の音楽を思い出すと、

卒業式の方が古そうだ。いずれにも、誰が抜けても成立する、という特徴がある。

かつて急拵えされたband aidやusa for africaという団体の歌は微妙に違っていて、

作者も演者も誰が演っているのか知らせようとしている、ように感じる。

人の歌だけで曲を表現するものだと思っていたが実は違ったA Cappellaで(なくても

良いが)、

最も単純な構成は斉唱(極めて稀にとんでもないのを聞くことがあるが普通はコーラ

スが掛かる)で、

次に主旋律+伴唱(造語かも)で、3部だとリズム的楽節が含まれるようになり、、、

そこで突然、複雑化した歌から要素を省いていって、どこまで省けるのかと疑問を

持った。

この疑問の方向で、対立的な位置にあるのがBohemian Rhapsodyという曲の冒頭部分

で、

旋律はあるが主旋律+伴唱という形ではなくハーモニーで旋律を表現している、らし

い。

オーケストラで4度や5度や8度を別の楽器で重ねて旋律をつくるのに似ている。

というわけで代替不可能なこの曲は凄いと思う。

上手い下手よりも、合唱で売るならこんな形であって欲しいと思う。

そして、冒頭に述べたような「誰が抜けても成立する歌」は、

継承可能性の高い文化的成果の一つと考えられるのだが、

何となく、誰でも良い筈の独唱部分が、何故か文化的価値を下げているように思え

る。

もっともっと曲としての完成度は上がる筈だ。【I.K】

 
 
 

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