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最近、休日に自宅の周辺を散策していると、新しい住宅と年季の入った古い家が入り混じる光景が目につくようになりました。

中には、10年以上も手つかずの空き家もあり、少し歩くだけで「時間の層」が感じられます。土地の形がいびつで道も細く入り組んでいるため、大規模なマンションや分譲地はほとんどなく、空き家や空き地が一軒ずつ新しい家に生まれ変わっていく・・・そんなゆるやかな更新が続いています。

 

我が家の周りにも、我が家と同じ10年前に建てられた住宅、それ以降の新築住宅、使われなくなった木造の空き家、小さな町工場や福祉施設、駐車場などが点在しています。

住む人の世代もさまざまで、ご近所づきあいはそれほど密ではありませんが、夏の盆踊りやお祭りなど、町内会のイベントになると一気に活気づく不思議な地域です。長く住んでいる方々が中心となって、古いまちの文化をしっかり守っているのが印象的です。

 

日本全体を見ても、人口減少や少子高齢化、住宅着工数の減少など、社会構造の変化が進んでいます。

こうした変化は、統計の中だけでなく、私たちの身近な生活環境にも確実に表れています。

暮らしの“標準”が少しずつ変わっていく今、地域の歴史や人のつながりをどのように次世代へ受け渡していけるのか。

日々の暮らしの中でその変化を見つめながら、建築に携わる者として、自分にできることを一つひとつ考えていきたいと思います。

Y.Y.

今週調べてみて知ったのですが、9月29日は「洋菓子の日」だそうです。洋菓子といえばケーキやシュークリーム、クッキー、バームクーヘンなど西洋生まれのお菓子のこと。もともとは和菓子と区別するために明治時代から広まった言葉ですが、カステラや金平糖のように南蛮から伝わったものは「和菓子」とされるなど、境界は意外とあいまいです。


最近はどら焼きに生クリームを入れたり、抹茶を使った洋風スイーツが登場したりして、「これは和?洋?」と迷うようなものも増えています。でもそんな迷いも含めて楽しめるのがスイーツの魅力。結局のところ、甘いものを食べると自然と笑顔になって元気が出る。どっちでもおいしければOKですよね!

T.M.

町を歩いていると、ふと気になる建物等に遭遇します。今回は、東京にある「津波警告の碑」を紹介します。

江東区や中央区には、江戸のころからある石碑(ほとんど文字は読めない)と新しく建てられた「津波警告の碑」が点在する。写真の碑は、江東区の洲崎神社内にある。

看板の説明には「寛政三年(1791)、深川洲崎一帯に襲来した高潮により付近の家屋がことごとく流されて多数の被害・・」とあり、深川地域は、標高が低く,そこに人口が密集していたため、隅田川が増水するたびに人的被害を伴う水害が発生したことが記載されている。

最近(2025年7月30日カムチャツカ半島付近の地震による)津波警報・注意報が発令され、人形町あたりに津波が来るのかと心配した。ただ、注意報の解除後、隅田川テラスに行ってみたが、川は氾濫していなかったため、安堵した次第である。

「津波警告の碑」を見て、注意を払うというわけではないが、避難場所(高台など)は確認しておきたいものである。

K.M.

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