SERVICE

開発設計

建築設計や建築物の技術的な課題解決には、様々な「前提条件」を整理するための検討が必要です。解析や実験を通じて技術的根拠を数値化し、性能ベースでありながら省コスト、法適合、生産の最適化を実現する提案をご提供します。
近年では木造建築の中大規模化、構造のユニット化を含むシステム化、新材料の活用など、多様なニーズへの対応も行っています。

性能評価機関での第三者評価取得⽀援

新しい工法や材料を用いた建築物を世に送り出すためには、建築基準法令やその他の技術的基準への適合性について、大臣認定あるいは性能評価機関による評定などの第三者評価を取得することが不可欠です。私たちはこの第三者評価取得を多角的にサポートします。具体的には、解析・構造実験に基づく性能分析、合理的な構造設計方法の構築、第三者評価取得に関する申請手続き・技術審査対応までを一貫して支援します。これまで培ってきた豊富な実績とノウハウで、お客様の多様な工法・材料に関する第三者評価取得を成功へと導きます。

構造実験の⽴案・計画、実施支援、分析・評価

各種構造実験の立案・計画から、実施支援まで、一貫して行います。
得られた実験データを詳細に分析し、具体的な改善策や最適な設計へのフィードバックを行います。全国多数の研究機関や評価機関での実施実績があり、構造部材の要素試験からE-Defenseなどにおける実大振動台実験まで、幅広い規模の実験に対応可能です。

各種解析による建築物の性能の評価や部材設計

応力解析、増分解析、時刻歴応答解析、FEM解析など高度な解析技術を駆使します。お客様のプロジェクトに最適な解析手法を選定し、対象となる建築物の構造性能を的確に把握することにより精度の高い部材設計をします。近年では時刻歴応答解析による建築物の応答予測や、実現倒壊応答解析による大変形領域の性状予測にも積極的に取り組み、より安全で信頼性の高い構造ソリューションを提供しています。

WORK FLOW

標準的な検討機関:6〜12ヶ月
(発注後→納品までの目安,開発内容や試験状況によって大きく変動します)

01

当社へのお問い合わせ

当社へのお問い合わせ

課題のヒアリング,要望,到達目標などを確認します。

無料

02

概算見積りの提示

概算見積りの提示

検討方針,概算スケジュール,概算費用をご提示します。

無料

03

概算見積りに対する業務内容の調整・協議

概算見積りに対する業務内容の調整・協議

検討方針,概算スケジュール,概算費用をご提示します。

原則無料

04

当社への業務発注

当社への業務発注

  • 試験実施機関,第三者評価機関等との調整および協議(必要に応じて産学連携体制,各種助成金申請等も含む)
  • 検討作業作業(試験計画,解析検討,図面作成など案件によって内容は変動,打合せは月2回程度)
  • 試験立会い,評価および分析
  • 評価申請図書の作成
  • 構造評定・大臣認定等の申請,審査対応当社への業務発注
  • 評価取得後の運用支援(スパン表,Excelを利用した簡易計算ツールなど)※本格的なソフト開発は業務対象外
以降有料

05

成果資料の作成(一例)

成果資料の作成(一例)

  • 第三者評価申請図書一式(設計仕様,構造検討書,試験報告書など)
  • 運用支援ツール等(技術マニュアル,販売促進用パンフレット,簡易計算ツールなど)

よくある質問

開発設計ではどのような業務を行っているのですか?

ハウスメーカー様をはじめとして様々な民間企業様の構法開発支援等を行っています。例えば、新構法・新部材を開発する場合に必要な解析等の構造検討の実施、実験計画と結果分析、性能評価機関で「評定」・「大臣認定」取得支援、運用支援などを一貫で支援致します。

「評定」とはどういったものでしょうか?

特殊な建築材料又は構造方法を用いた建築物の構造安全性に関する技術評価のことです。評定は法的な規定はありませんが、評定を取得した工法・構法を用いた実建物の確認申請の際に、有効な技術資料としてご利用することができます。

「大臣認定」とはどういったものでしょうか?

大臣認定とは「建築基準法に基づく構造方法等の認定」のことです。この制度により、建築基準法が求める性能をクリアしていると国土交通大臣に認定された建築材料や工法(大臣認定品)は、使用が認められます。認定を受けるには、まず指定性能評価機関による性能評価が必要です。大臣認定品を使う際は、建築確認でその内容がチェックされます。

「評定」や「大臣認定」を取得するまでにはどのくらいの期間がかかるのでしょうか?

対象とする構法や部材によって期間がばらつきます。例えば、「評定」の場合は、あらかじめ申請に必要な情報(実験結果等)がそろっている場合は、申請図書作成3~4カ月程度、申請対応(構造部会、委員会対応)で5~6カ月程度となります。

どのような工法・構法の開発設計を行っているのですか?

鉄骨造、鉄筋コンクリート造、木造(在来軸組構法、2×4工法)、木質構造(CLTパネル工法、集成材ラーメン構造)等に関する工法・構法の開発設計を行っております。

具体的は開発対象がない場合でも、相談は可能でしょうか?

可能です。「部材の納まりをどうすればよいかわからないので相談したい」、「建物の構造性能を把握するために時刻歴応答解析を実施したい」等のご要望に対して、これまでの数多くの開発設計のノウハウを活かした技術サポートが可能です。

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