CASE STUDY

湯川村CLT共同住宅

本建築物は国内初のCLT建築「高知おおとよ製材社員寮」をベースに設計された、木造2階建ての共同住宅である。主要構造部である床・壁・屋根にCLT(直交集成板)を採用し、CLT使用量は149m³である。
設計ルートは大臣認定ルート(時刻歴応答解析)を採用。2016年4月のCLT関連告示の公布に先駆け、2015年2月に竣工した。東日本における初のCLT建築物である。
建物は同一形状のA棟(3LDK・外断熱仕様)とB棟(3LDK・充填断熱仕様)で構成される。竣工後には室内外の温度を1か月間計測した結果、熱損失係数Q値は1.6~1.4を記録し高い断熱性能を示した。入居後も計測・検証が続けられており、木の温もりと先進的な構造技術を融合させた新しい共同住宅のかたちを提示している。

建築概要

所在地福島県河沼郡湯川村
竣工年2015年
建築規模木造2階建て
主要用途共同住宅
延床面積387.15m2
構造種別CLT壁式構造
設計・監理日本システム設計
構造設計日本システム設計
施工会津土建

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