CASE STUDY

特別養護老人ホーム 新田楽生苑

本施設は全170室に加え、デイサービスや地域交流スペースを併設する福祉施設です。
構造は1階を鉄筋コンクリート造、2~5階を木造(枠組壁工法)とした立面混構造で、木材使用量は約2,200㎥に達する中層建築となっています。
木造部分は、連層の2×6耐力壁で必要な箇所には2重壁を採用し、高い引抜力に対応できるようにタイダウンシステムを、荷重を伝達させる梁を要所に用いる構造計画としました。
川に囲まれた浸水想定区域に指定されていたため、1階の階高を高く設定し、2階以上を居住フロアとすることで洪水時の安全性を確保しています。また、1階は2時間耐火であったこと、加えて地域交流スペースなどを配置する計画であったため、1階を鉄筋コンクリート造としています。

構造計画

・2×6の枠組壁工法の壁と床を構成してパネル化している。
・連層壁の高い引抜力に抵抗できるタイダウンシステムを採用している。
・浸水を想定し、かつ耐火要件などから1階を鉄筋コンクリート造としている。

建築概要

所在地東京都足立区
竣工年2022年
建築規模地上5階
主要用途特別養護老人ホーム
延床面積7,787.44㎡
構造種別1階/鉄筋コンクリート造 2~5階/木造(枠組壁工法)
設計・監理メドックス
構造設計日本システム設計
施工三井ホーム

受賞歴

・COFIデザインアワード 2022

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