CASE STUDY

高知おおとよ製材社員寮

本件は、国内初のCLT構造実建物であり、準拠できる国内の技術基準が存在しない状況下で設計を実施しました。当時入手可能であった情報を総動員し、構造性能の確実性をはじめとして可能な限りの高品質を目指しました。本設計当時は、CLTパネルは基準強度を始めとする材料規格が存在しなかったので、建築基準法第20条第一号に基づく「大臣認定ルート」を適用し、時刻歴応答解析に基づく構造計算を実施しました。本設計を実施する過程で得られた知見はその後のCLT構造建築物の構法標準化、設計法構築のひとつの礎となっています。

建築概要

所在地   高知県大豊町
規模   木造3階建(準耐火建築物)
面積  (新築) 資料館4143.5㎡
構造種別 CLTパネル工法(時刻歴応答解析・大臣認定)
用途   共同住宅(社員寮)
竣工年   2014年
設計・監理日本システム設計
構造設計日本システム設計
施工   岸之上工務店

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