CASE STUDY
サトコウ 様

鉄骨ユニットを用いた7階建てホテルの個別評定

ご依頼内容・ご要望

・自社工場で制作する鉄骨ユニットを用いた工法(以下、「SSUT工法」と称する。)の開発を行いたい。

・7階建て以下のビジネスホテルをターゲットとしたい。

・建築確認にかかる期間は出来る限り短縮したい。

課題

・平面フレームを用いた増分解析を行い、保有水平耐力計算により建築物の安全性を担保する。

・ユニット間接合部の性能確認実験を行い、接合部の構造性能を適切に評価する。

・評価機関で評定を取得し、建築確認をスムーズに行えるようにする。

検討内容【検討期間:16カ月程度】

01

確認申請の円滑化と期間短縮を目指した具体的な方法として「個別評定の取得」を提案し、本プロジェクトのスケジュールおよび見積りを提示した。【1カ月程度】

02

7階建てホテルを対象とした平面フレームモデルを設定し、増分解析より各部材および各接合部の必要性能を算定した。【4カ月程度】

03

実験方法の立案および実験体図の作成など、各種接合部実験の計画、実験実施機関との調整を行い、接合部実験を実施した。【3カ月程度】

04

接合部実験結果の評価・分析を行い、接合部の構造モデル、及び、検定方法を設定した。また、設定した接合部の構造モデルを平面フレームモデルに反映し、対象建築物の構造安全性が担保されていることを確認した。【2カ月程度】

05

日本建築センターへの申請資料を作成し、部会及び委員会での審査を行った。各審査における質疑事項に対応した最終版資料を作成し、個別評定を取得した。【6カ月程度】

ユニット接合部実験
7階建てホテル

成果

・SSUT工法の構造性能を把握し、構造モデル・構造計算方法を構築した。

・評定を取得することにより、建築確認が円滑に進められるようになった。

参考URL

SSUT工法(サトコウ様HP)

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